面白可笑しく♪ボンボン☆ぼん♪

ゆうこの周りで起きた面白可笑しい出来事を思い出して綴っていきます。 ゆうこの面白話しで笑ってくれる人が一人でも多くいれば嬉しいです。 姉妹ブログ(愛犬クッキーのブログ)クッキーボンボンもよろしくね♪

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子どもの頃、ぬいぐるみが大好きだった。
今でも小さい頃に遊んでいたお気に入りのぬいぐるみは、手垢で黒ずんでいるが
まだ手元に残っている。

毛糸のフワフワ感が好きで、もっぱら気に入って持っていたのは
毛糸のぬいぐるみであった。

ある時、町の友達のお家へ遊びにいった。

友達は、ある人形を私に見せてくれた。


友達の手の中にすっぽり入る小さな細いビニールの人形・・・。


それは、当時爆発的に人気のあった「りかちゃん人形」であった。




初めて見たりかちゃん人形は、まだ小さかった私には衝撃的であった。


私が、持っていたぬいぐるみとは比べ物にならないくらい
スマートで洗練された人形であった。


目の前に見せられた、りかちゃん人形はまるでお姫様そのものであったのだ。


私は、その人形が欲しくて欲しくてたまらなくなった。




家に帰って早速オカンに、リカちゃん人形の話しをした。


ぬいぐるみを手にとり、
今まで大事にしていたとは思えないほど、
乱暴にブンブン振り回しながら、
これとは比べ物にならないと、
綺麗なビニールの人形の話しを目を輝かしながら話した。

ウエストのくびれ、長い綺麗な髪の毛、お姫様のような容姿・・・。


私はリカちゃんの虜となったのだ。



私が落ち着くのを待って、オカンが口を開いた。






買わへん!




・・・。



私は幼いながらも、その答えを想像していた。



それでも私は諦めきれず、その日以来何度も何度も
リカちゃん人形が欲しいとねだった。


どんなにねだっても買ってくれるはずがないと解っていても
ねだらずにはいられなかったのだ。


誕生日でもないのに、何かを買ってもらえるなんて
我が家にはありえない事であったのを幼いながら知っていたが、
それでも、ねだれば、もしかしたら買ってもらえるのでは
ないだろうか?
と淡い期待を持っていた幼少時代・・・。



その願いは虚しく・・・。




月日は経っていった・・・。





そして、冬。



誕生日のある日。



オカンが1つの箱を私に渡した。




「誕生日プレゼントや!

 ゆうこの欲しがってた

 ビニールの人形やで」




と満面の笑みを浮かべている。




・・・。






欲しがってたもん?・・・







リカちゃん人形!





・・・。





でも・・リカちゃん人形にしては、箱が大きすぎる・・・。



友達が持っていたのは、手のひらにスッポリ収まる大きさだった。



・・・。



おそる、おそる、その箱を開けてみた・・・。




・・・。




中に入っていたのは、自分の背丈の半分くらいの大きな大きな・・・





ビニールの人形であった。





リカちゃんとは比べ物にならないくらい・・・





ずんぐりムックリの・・・





全然、お姫様らしかぬ・・・






ビニールの人形であった。





名前は「マリーナちゃん」




ウエストのくびれなどなく、



大きく膨れたお腹の真ん中には、デべそのようなボタンがあった。



背中には、乾電池とビニールのレコードのようなものが入る四角い扉が付いていた。




渡されたプレゼントが
欲しかったスマートな小さい、私のお姫様でなかった事が悲しかったのか、
あまり可愛くない容姿が悲しかったのか、
自然と目に涙が浮んできた・・・。



オカンは、小さな私の目に涙が浮んでいる事に
気づいたのか、
私に、早く乾電池とレコードを人形の背中に入れるように促した。


私は、涙を流さないように瞼をパチパチしながら
急いで乾電池とレコードのようなものを入れた。


オカンは
「お腹のデべそ押してみ!」
と言った。



私は言われるままに、お腹のデべそのボタンを押した。


すると・・・




「私、マリーナよ!よろしくね~♪」と人形がしゃべった。


私はさっきまでの悲しい気持ちがすっとんだ!



人形がしゃべってる!




容姿は決して可愛くないが、
喋る人形を見たのが初めてだった私は興奮した。



何度も何度も、デべそのボタンを押し、
しゃべる人形を見て笑った。


オカンは
「もう一つレコードあるし、それも入れてみ!」
といった。


すると、今度は・・・

「良い子の住んでる良い町は~♪

楽しい~♪楽しい~♪

歌の町~♪・・・」



と、すっとんきょうな声で歌いだした!




私は、そのテンてこな声にまた笑った。


そしてまた何度も何度もボタンを押して


笑った!



可愛くないけど・・・


寸胴やけど・・・


お姫さまじゃないけど・・・



このビニールの人形は・・・





笑ける!





私はスッカリ、リカちゃん人形のことなど忘れてしまった。



その後も、このマリーナちゃんは寝る時も、離さないほど
お気に入りの人形となった。



悲しくなった時、おへそのボタンを押し、笑う。



叱られた時も、押入れに隠れコッソリボタンを押し、笑った。



いつも幼い私に笑顔をくれる人形となったのだ。


レコードが破れ、ボタンがつぶれるまで
人形は幼い私の横にいた。


そして、大きくなり・・・



飽きられ・・・







捨てられるまで・・・。





今でも、凹んだ時はマリーナちゃんの声を思い出す。


今日は、ちょっと気持ちが沈んだ日であった。


そんな時は、幼い頃に何度も聞いたマリーナちゃんの
歌声を思い出す。


すると、自然と笑顔が戻るのだ・・・。




幼い頃の私を元気にしてくれたマリーナちゃん・・・。


マリーナちゃん
↑マリーナちゃん(ネットで画像を拝借 失礼)



きっと、泣き虫の私を笑わすために、オカンはリカちゃん人形でなく
このマリーナちゃんを選んでくれたんだと思っていた・・・


大人になって、なぜリカちゃん人形じゃなかったかを聞いた時・・・


オカンの答えは・・・


リカちゃん人形嫌いやってん!



・・・。



オカンは子どもの欲しがっているものよりも

自分の好みを優先する大人であった・・・。




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