面白可笑しく♪ボンボン☆ぼん♪

ゆうこの周りで起きた面白可笑しい出来事を思い出して綴っていきます。 ゆうこの面白話しで笑ってくれる人が一人でも多くいれば嬉しいです。 姉妹ブログ(愛犬クッキーのブログ)クッキーボンボンもよろしくね♪

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小学校3年生になった時、近所に同い年の女の子が

引越してきた。



その女の子の名は、エミちゃん。



エミちゃんはとても綺麗な女の子だった。


まるで少女アニメから飛び出てきたような

日本人離れした丹精な顔立ちであった。


お父さんもまるでどこかの社長さんのように


いつもパリッとした西洋の香りのする洋服に身をまとい

お母さんもなんだかエエ香りを漂わせマシュマロのような

ふんわりした優しい笑顔で綺麗なワンピースを着ていた。




二人ともこの辺りでは見たことのない人間だった。


そして・・

私のオトンと言えば・・・

夏になるとステテコ姿で夕涼みをし、

冬になれば、その上に肌色の腹巻を見に付け

夕方ともなればほろ酔い気分でホッペを赤らめている。


そして近所の悪ガキによくからかわれて、

子供の様に腹を立て、

ホーキ片手に悪ガキを裸足で追いかけまわしていた。




そしてオカンといえば、白い腰からの短いエプロンをいつも

身に付け首にはすぐに汗を拭えるようにタオルが巻かれ

雷に打たれたようなチリチリパーマの頭は

パーマを少しでも長くもたせるようにと

いつもカーラーが付いていた。



それでもオカンは少しでも女心が残っているのか

その古ぼけたシワシワの綿のエプロンに顔に似合わない

フリルを付けていた。



そのフリルが妙に浮いていたのを幼い記憶にいつまでも

残っている。





そのフランス人形のような綺麗なエミちゃん。




私は近くに住んでいるというだけの理由で

すぐに仲良くなった。



子供が仲良くなるのに両親の風貌の違いや

生活習慣の違いなんて関係ないのだ。



私はその可愛い綺麗なエミちゃんがすぐに好きになった。


エミちゃんも転校してきて心細かったのか

こんな平安時代のような自分とは正反対の

薄っぺらい顔立ちの私をすぐに好きになってくれた。




クラスも一緒で登下校も一緒、家へ帰ってからも

暗くなるまでお互いの家で遊んでいた。


そんなある日、算数の時間。


先生がまだ覚えたての九九の暗唱を誰か出来るかと聞いた。


するとすぐに一人の女の子の手が上がった。


エミちゃんであった。


スラスラと九九を詰まることなく発表した。


田舎のあまりレベルの高くない小学校だったため

そんなエミちゃんの姿に誰もがため息をついた。



九九の発表が終わった後、担任だった初老の

厳格な先生は拍手をし、エミちゃんを皆の前で

称えた。


その先生の名は、よしだみつじ。



よしだみつじはその日から

エミちゃん、エミちゃんと何かにつけ

エミちゃんを褒め称えた。



顔立ちが美しい女の子という事と、

頭の良い女の子という事で、よしだみつじは

エミちゃんの虜となったのだ。





そして・・・


その日から私の悲劇は始まった・・・





今までさほど目立つ存在ではなく

ヒッソリと学校生活を何不自由なく

過ごしてきた私は

いつも一緒にいる頭脳明晰な

エミちゃんとの比較の的にされてしまったのだ。



私は以前も言ったがあの実の姉の性悪しょうこに

散々呆れられているほどの頭の弱い子であった。



九九もまだ半分くらいしか覚えていない。



算数は勉強の中でも一番苦手であったのだ。


算数の時間が始まると一番に問題を出され

勿論頭の弱い私は答えることも出来ず

1時間ずーと立たされていた。


毎時間、毎時間、算数の時間になると最初から

最後まで1時間ずーと皆の前で立たされていた。


ただ頭が弱いという事の理由だけに・・・


30年近く経った今もなお覚えている辛い記憶・・・


よしだみつじは私をさらに算数嫌いにさせ、

あんなに仲の良かったエミちゃんの事を嫌いに

させてしまった。


そう・・・。


よしだみつじはいつもいつも一緒にいる

エミちゃんを褒め称え

私を算数の時間になるといつもいつも立たせる。


そんな、よしだみつじのせいで

私は何の罪もないエミちゃんを

いつしか避けるようになってしまったのだ。


そんな辛かった小学3年生の日々は長くはなかった。


オトンの仕事の都合で急遽四国の片田舎へと

引越しをする事が決まったのだ。




私は天にも昇る気持ちで喜んだ。



よしだみつじから開放されたのだ。


四国の先生は私の頭の弱い事なんて何とも気にせず

優しかった。

転校して間もない私を本当に気にかけてくれ

方言で苦労している私にいつも

優しく言葉をかけてくれていた。



そんな天国のような四国での生活の中

一通の分厚い封筒が届いた。





よしだみつじからの封筒であった。




私は封筒の分厚さからよほど私の頭の弱さが

気になり算数の問題をたんまりと送って来たのだな

などと暫くその封筒を放置していた。



あまりに放置していた封筒を見かねたオカンが

中を開けた。




するとその中身は・・・。




皆からの手紙であった。




原稿用紙に皆からの私宛の手紙が入っていたのだ。




こんな頭の弱い、いつもいつも叱っていた

私に手紙を送ってくれたのだ。




よしだみつじ・・・。




私は急に皆の顔が頭に浮かんだ・・。




急に決まった転校によしだみつじはお別れ会まで

催してくれたにも関わらず、私はこれ以上

よしだみつじの顔を見たくなく、泣いて

オカンにすがり、ズル休みをし、

皆にちゃんとお別れすることなく

去っていった。



そんな私に手紙を送ってくれたのだ。


その日から私は家に帰りたくて、家に帰りたくて

熱まで出るほど家に帰りたい病になってしまった。


幸い、オトンの仕事は夏の終わりとともに

終わり、家に帰る事となった。




たった数ヶ月の転校生活であった。



そして新学期、また懐かしい皆の顔を見ることが出来た。



そして皆からお帰りの言葉・・・



お帰りの言・・





言・・・。






『ゆうこちゃん!
 
 ゆうこちゃんからの手紙

 字が汚くて読めへんって先生怒ってたわ。』


・・・。





よしだみつじは折角、皆に手紙を書かせ

私からのお礼の返事の手紙を心待ちに

していたのに私からの手紙が字が汚くて

全く読めない言に腹を立てていたらしい。




手紙・・・




手紙・・・






・・・。





そう・・。






手紙・・・。







その皆の手紙の返事を私は放っておいた。


オカンがどんなけ返事の手紙を書けと

言っても邪魔くさがりの私は書かなかった。

そして見かねたオカンが


返事の手紙を


書いて送ったのだ




私は後ろの掲示板の真ん中にデカデカと飾られた



汚い文字の手紙に目がいった。





オカンの字・・・。





その日からまた




よしだみつじの復讐がはじまった・・・。











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Comments

はぁ~
夜中に、泣いたり笑ったり・・・
私は、ボンボンさんに壊されてしまったわ(><)

今日は、なんだか笑えないな~
なぁんて。。。ウルウルしてたのに・・・

よしだみつじ・・・なんて奴だ~
なぁんて、無性に腹が立ってたのに・・・・


おかん・・・あかん!!!

でもね~
私も、お頭の弱い娘に代わって・・・
本を読み、感想文を書いた経験の持ち主なのさぁ
その私から、一言言わせてもらえば・・・
ばれちゃダメだと、必死で娘の字を真似るのよ~(>_<)

で・・・おかんの字が、きちゃなかったのは・・・・ひょっとすると・・・・・なんじゃないのかな~?  どぉよ!!思い出してみてちょ。。。


まっ・・・今日は、おとんまでもがわらかしてくれたので、良い夢見れるわぁ(^^♪

ほうき持って、夢に出てこないでね~♪

もう頭の中でアニメちっくに展開してるよ~
なんでこう面白いんでしょうか!
私こんな小さいときのこと覚えてへんなぁ

はぁ、笑わしていただきました!

***いぬきちさんへ
よしだみつじは今思い出しても腹が立つねん!
未だに大嫌いでよーよー覚えてるわ(笑)
顔もはっきりとね!
ホンマえこひいきのヒドイ先生やったわ!
姉のしょうこも私があまりにもいじめられてたし覚えていたわ、よしだの事!
もー大嫌い!!
あの手紙もきっと先生としてただの義務感で送りよっただけなん違うやろか?
なんてひねくれる程よしだにはヒドイ目にあってん。
違うねん!!
オカンの字はもうビックリするくらい汚いねんって!!
絶対私の字を真似て書いたんちゃうー!!
私も汚いけどオカンの字には負けるっちゅうねん!!(笑)
あはははは
いぬきちさんも娘ちゃんに代わって色々大変やってねー♪
どこのオカンも娘を思う気持ちは一緒やって事やね♪


***HAMACHIさんへ
あはははは
今回も笑ってくれはりましたかー
ありがちょー♪
私って日頃ぼーっとする事が多くって
ふっと昔の事が蘇るんですわ♪
で、ホンマにアホな事ばっかりの人生やったし、ちょいと思い出してるうちに書いてみよって思ったんですわ(笑)
すぐに忘れるから書いておけば残るしね。
また思い出してのカキコになるからいつの事になるか解らないからね。
よしだみつじは今でも腹が立ってるし、ずーと記憶には残ってるんですけどね(笑)

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